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2019年2月の記事一覧

学校 『もう』と『まだ』 やわらかなものの考え方

 1・2年生は期末テスト中。1日目を終えて2日目に向けて頑張る皆さんへ、『もう』と『まだ』のお話です。、この言葉は使い方で気持ちを前向きにもできるし、また、逆にマイナスの方向にもできるのです。
 こんな話があります。コップに半分水が入っているのを見て、「もう半分しかない」と感じますか、それとも「まだ半分ある」と感じますか。期末テスト1日目を終えて「まだ1日ある」と頑張ろうと考えている人がほとんどだと思います。コップに水が半分あるという事実には何の変わりもないのに、見る人の感じ方で、『もう』と『まだ』に分かれてしまうのはおもしろいです。テストまで1日ということには変わりがないのに、『もう』と『まだ』ではその頑張りに大きな開きがでてしまうのではないでしょうか。
 一つの物事には二つの見方があるようです。こんな話もあるのです。
 二人の人がある靴会社から頼まれて、アフリカの奥地に調査に行きました。すると、Aは「靴は売れる見込みはありません。ここでは誰も靴を履いていませんから」と報告してきました。ところが、Bは「大いに売れる見込みがあります。ここではまだ誰も靴を持っていませんから」と言ってきたといいます。同じ事実でも受け止め方でこうも違ってくるのです。会社としたらBの考え方でチャレンジしていかないと伸びていけないですね。
 一つの物事は、必ず両面の見方、とらえ方ができるものです。その時々で、ちょっとやわらかな考え方をして、自分を励まし、奮い立たせることのできる人は立派ですね。あと1ヶ月で高校生、2年生や3年生です。この1ヶ月をどんなとらえ方をするかで、時間を生かすことも殺すこともできるのです。