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2020年1月の記事一覧

学校 籠田さんによる「読み聞かせ(2年生)」!

 1月31日(金)、「ふるさと文化の館」の籠田まき子さんに来て頂き、朝の読書の時間(8時10分から8時 20分の10分間)に「読み聞かせ」を行いました。1回目は3年生、6月に3回実施しました。2回目は1年生、12月に3回実施しました。最後は2年生。1組は28日(火)、2組は30日(木)、そして今日が3組です。「読み聞かせ」1冊目は、新美南吉さんの絵本「でんでんむしのかなしみ」、この絵本は全学年で読んで頂きました。2冊目はまど・みちおさんの詩、「けしゴム」と「朝がくると」です。まど・みちおさんは童謡「ぞうさん」や「一年生になったら」などを作詞した方です。すてきな絵本と詩に出会えて、心が豊かになり、すてきな朝の読書の時間になりました。一年間ありがとうございました。来年度もよろしくお願いいたします。

「けしゴム」 まど・みちお

自分が 書きちがえたのでもないが いそいそと けす
自分が書いた うそでもないが いそいそと けす
自分がよごした よごれでもないが いそいそと けす
そして けすたびに けっきょく 自分がちびていって
 きえて なくなってしまう いそいそと いそいそと
正しいと 思ったことだけを ほんとうと 思ったことだけを
 美しいと 思ったことだけを 自分のかわりのように のこしておいて

この詩は、「けしゴム」を素材としつつも、人の「自己修正力-自分で自分をただしていく力」についてふれた作品のようにも受けとれます。深い意味がひそんでいます。もう一度じっくり読んでみませんか。2学年の学年通信には「朝がくると」も紹介されています。