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星 皆既月食を見よう!

 1月31日(水)の宵から深夜にかけて、月が地球の影に隠される皆既月食が起こり全国で見られます。月が欠け始める部分食の始まりは20時48分、月が地球の影に完全に入ってしまう皆既食は21時51分から23時08分、部分食の終わりは24時12分(2月1日0時12分)となります。月の高度が高く時間帯も比較的早めなので非常に見やすいそうです。皆既中の月はプレセペ星団の近くにあり、双眼鏡の同一視野で見えます。観察や撮影の計画をしっかりと立てて、万全の準備で楽しんでください。なお、今年は7月28日の明け方にも皆既月食が起こります。

★地球と月は太陽の光を反射して輝く天体です。太陽は地球と月の表面だけでなく宇宙空間にも長い影をつくっています。時に、月と太陽、地球が一直線にならび、この地球の影の中を月が通過します。その際、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象が「月食」です。【写真:中】
★月食の中でも、地球の影の中に月が全部入ってしまう状態を「皆既食」と呼び、そのような皆既状態が見られる月食を「皆既月食」と呼びます。月が地球の影の中心に近いところを通れば、皆既状態が長く続くことになります。今回の月食では月が地球の影の中心近くを通るため、1時間17分の皆既食を楽しめます。【写真:右】

  
※アストロアーツ:https://www.astroarts.co.jp/special/20180131lunar_eclipse/index-j.shtml
※国立天文台:https://www.nao.ac.jp/astro/sky/2018/01-topics04.html