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令和2年度卒業証書授与式

 新型コロナ感染症の影響で、今年度の卒業式は在校生はネット中継を活用して教室にて参加し、保護者は2名限定で実施しました。卒業生75名が校長から証書を授与され、それぞれの進む道へ巣立っていきました。

 校長式辞より(抜粋)

 みなさんは今、義務教育9年間を終えようとしていますが、みなさんが生まれてからの15年間には、東日本大震災や原発事故、台風などの自然災害、そして今年度は、新型コロナウイルスとたくさんの困難がありました。特に今年度は学校の臨時休業、部活動の大会やコンクールの開催中止、修学旅行や文化祭の縮小など、たくさんの悔しい思いや悲しい思いをしたことと思います。

 そのような中、私はこんな言葉を思い出しました。「困難な時にこそ、人間の本当の値打ちがわかると教えてくださった先生」、この言葉は今から43年前、当時小学校6年生だった私が、卒業式の呼びかけで言った言葉です。当時、何度も何度も練習したので、今でも時々思い出します。まさしく、今年度はその「困難な時」でした。けれども困難な中において、みなさんは元気に学校生活を送り、縮小された修学旅行や文化祭をはじめ、あらゆる場面で最高の笑顔と最高の能力を発揮していました。そのような姿を見て、みなさんは義務教育9年間でしっかりした人格を持った青年へと確実に成長していると私は感じました。そして、みなさんのその姿は、今後小野中学校の後輩達にしっかり受け継がれていくことと思います。