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学校 東日本大震災を忘れない!

 9年前の平成23年3月10日は中学校を卒業する娘の卒業式前日でした。皆穏やかな気持ちで過ごしていたのでしょう。翌日に大地震が発生することなど知らずに。3月11日午後2時46分、東日本大震災発生。あれから9年。震災関連死を含めると2万人以上の方が亡くなり、行方不明者も2000人以上もいるのです。亡くなった方の死因の9割は溺死、津波に巻き込まれて犠牲になりました。福島県南相馬市にも高さ17mの津波が市を襲いました。住宅が密集していた地区の住宅はすべて流されてしまいました。どれほどのものか自然災害の怖さを忘れてはいけません。
 3月3日(火)の「3.11を忘れない集会」は6校時、最後の全校集会時に全校生を対象に体育館で行い、校長が映像を交えながら話をしました。 

 福島民報新聞に掲載されていた「あなたを忘れない」から3人の話と「釜石の奇跡」と言われた、津波からの避難訓練を8年間続けてきた岩手県釜石市内の小中学生の避難の様子を話しました。『津波てんでんこ』。てんでんことは各自のこと。海岸近くで大きな揺れを感じたとき、津波が来るから誰の指示を待つことなく、家族にもかまわず、各自てんでんばらばらに一刻も早く、より高台に逃げて、自分の命を守れ、という意味です。災害は忘れた頃にやってくると言われますが、子どもたちには、自分の命は自分で守れる大人になってほしいと思っています。
○NHK こころフォト~忘れない~:http://www.nhk.or.jp/kokorophoto/

○こころフォト:こころフォト翔太:20.3.3pdf.pdfこころフォトゆうな:20.3.3.pdf
○東日本大震災を忘れない日プレゼン:3月震災を忘れない(20.3.3)HP用.pdf

※ 1年生は、3月9日(月)、町多目研修施設に移動し、映画「ハルをさがして」に関する講話をいただき、映画を視聴する予定でした。この映画は、小野町、いわき市で撮影が行われた、中学生を主人公とした映画です。東日本大震災後、故郷を出て行かざるを得ない人、残らざるを得ない人がおり、その狭間で揺れる中学生が描かれていル映画でした。見られなくて残念でした。