こんなことがありました!

学校保健員会が行われました。

 学校医の齋藤先生と中山先生,学校歯科医の山田先生,PTA役員のみなさまにおいでいただき,学校保健委員会が行われました。
 
 今回は子どもたちのむし歯予防,肥満予防,早寝早起き朝ごはんの大切さについて話し合われました。話合いの中では以下のような意見が出されました。

〇 むし歯予防について
 ・ 厚生労働省で出している目標「12歳児における1人平均う歯数1本以下」に対し,本校6年生は1人平均2.96本と約3倍になっている。
 ・ 学校で歯みがき教室を行ったあとには,家庭でもしっかりと歯磨きをする姿が見られた。
 ・ フッ素入りの歯磨き粉を使用するとよい。
 ・ 特に低学年では,お家の人に仕上げみがきをしてもらうとよい。
 ・ ヘッドの大きな歯ブラシは磨き残しができてしまう。毛先は細かいものがよい。
 ・ 糸ようじやウォータージェルなどを使用することも効果的である。

〇 肥満予防について
 ・ 発育状態を全国と比較すると,身長が全国を下回っている学年が多いのに対し(男女学年別12学年中8学年),体重は全国を上回っている学年が多い(男女学年別12学年中11学年)。
 ・ 同じものを食べるにあたっても,食べ方の工夫をするとよい。給食の際にも食べ方の指導をおこなうとよい。(野菜→おかず→ご飯)
 ・ 運動習慣作りが大切。天気の良い日は外で遊ぶよう声掛けをしてはどうか。

〇 早寝早起き朝ごはんについて
 ・ 朝食摂取率は90パーセント以上であるが,おにぎり1口や食パン1枚などという児童もおり,朝食の内容も大切である。
 ・ 便秘ぎみの児童が見られる。食物繊維をとるためにも野菜を食べることが大切。
 ・ 睡眠不足だと翌日に疲れが残る。睡眠中に成長ホルモンが多く出るので,睡眠不足は成長にも悪影響である。

などたくさんの意見が出されました。また「学校での働き掛けは,効果は見えないこともあるかもしれないが,大変意義のあること。続けていってほしい。」という意見も出されました。

 今回の学校保健員会で話し合われた内容を今後の学校教育にいかし,また懇談会,学年便りなどの機会を通して各家庭にもお知らせしていきたいです。