こんなことがありました!

花丸 卒業式を行いました

 本日、卒業証書授与式を挙行しました。
 晴れやかでかつ厳かな雰囲気の中、卒業生はステージから入場しました。
 卒業証書授与、校長や教育委員会、来賓の方からのはなむけの言葉、卒業記念品授与と進み、別れの言葉になりました。
 卒業生が自分たちで考えたフレーズや選んだ歌を取り入れたので、とても気持ちのこもった“お別れ”になりました。1~5年生も「旅立ちの日に」を一緒に歌い、きれいなハーモニーを紡いでいました。今日の別れを惜しみ、今日までの感謝を胸に抱きながら懸命に伝えようとする6年生の気持ちが、会場を温かく包み込んでいるようでした。
 退場曲は、スガシカオの“progress”。「進歩」という意味です。少し激しいリズムの曲に乗って、未来に向けて清々しい顔で会場を後にする卒業生たちでした。
 式後の見送りでは、お世話になった先生や友達、ご両親と写真を撮る姿が見られました。式中が涙の別れだったとするなら、見送りは笑顔の別れでした。
 全て終わった体育館は、先ほどまでの感謝の念や惜別の思い、厳かな雰囲気を全て受け止めたかのようなたたずまいです。
 ご来賓の皆様におかれましては、ご多用の中、ご臨席を賜りまして大変ありがとうございました。今後とも本校へのご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。
 20名の卒業生の皆さん、ご家族の皆様、ご卒業おめでとうございます。職員一同、心からお祝い申し上げます。今後、中学校でのさらなる飛躍にご期待申し上げます。

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 校長式辞(抜粋)
 今年度、君たちには「気づくことが大事だ」と何度も話してきました。よりよいものを目指して、気づき、考え、実行することを積み重ねて、将来的には、ぜひ、「その道のプロ」と言われるような、社会に貢献できる立派な日本人になってほしいと思っています。このことは、先日おいでになった野出さんからも、貴重な経験談を聞かせてもらったはずです。     
 さて、私の大好きなテレビ番組に、「プロフェッショナル 仕事の流儀」というものがあります。この番組には、自動車整備士、ビルの清掃人、リンゴ農家、クレーンの運転士、スーパーの経営者など、周りにいそうな職業の人が多く取り上げられます。見た後に元気がもらえる、自分も頑張ろうと思わせてくれる優れた番組です。               
 この番組に登場する人たちに共通することは、変だな、まずいな、いつもと違うな、と感じたり、気づいたりする感性の鋭さです。そして、皆、相手にとって、お客様にとってどうなのか、どうすればうまくいくか考えるのです。そして、それを試します。うまくいくとは限りません。考えては試し、考えては試します。これを「試行錯誤」と言いますが、この試行錯誤を若いときから繰り返しているのです。挫折や失敗を繰り返しているので、蓄積されるのです。そうすると失敗をしなくなります。だから、その道のプロと言えるのです。   
 卒業文集にも書きましたが、君たちなりの未来予想図を描いてください。そして、その通りにはならないことを実感しながら人生を歩んでください。気づいて、考えて、つまり想像力を発揮して行動すれば、きっと悔いは残らないと思います。 
 君たちには可能性が溢れています。ヤングアメリカンズのアンドリューを覚えていますか?  リーダーだった彼が、飯豊の子どもたちと保護者の皆さんについて、これまでで一番楽しく、充実感を感じながらやれたワークショップだったと言っていました。
 これは、お世辞で言ったのではなく、日本人スタッフへの報告にあったものです。また、パブリックの方たちも、「こんなに反応がよく、楽しくやれる学校は珍しい」と言っていました。それだけ君たちは、外部の方達から評判がよいのです。そういった意味では、今後このような評価を裏切ることは許されない、とも言えます。
 いずれにせよ、君たちは、ありのままの自分をもっと出すこと、気づいていない自分の良さを発見すること、そして同時に、友達への思いやりの気持ちを持つこと、友達の良さを知ることができるようになってきています。
 しかし、まだまだのところも正直たくさんあります。今後のさらなる飛躍を願っています。

 入場は堂々とステージから

 一人一人に証書を授与

 別れの言葉はステージから

 最後に両親へ感謝の花

 progressに送られて退場