セミのぬけがらの白い糸のなぞ???
2021年8月2日 09時12分セミのぬけがらには、必ず白い糸がついています。みなさんは、見たことがありますか。
その白い糸の正体をさぐるために、はさみでぬけがらを切ってみましょう。
ちょっとざんこくなようにも見えますが、ぬけがらなので、命に別状はありません。
開いてみると、白い糸はぬけがらのあちこちにはりめぐらされいました。
この白い糸は、「気門」という幼虫が空気を吸うためのくだのぬけがらなのです。セミは、脱皮の時に体の表面のからをぬぐだけではなく、人間でいうと「のど」の中の皮まで脱皮しているのです。そうすることで、成虫になった時に、スムーズに息ができるのです。
これは、セミだけではなく、トンボのヤゴにも、カゲロウのぬけがらにも白い糸があります。
でも、ヘビのぬけがらには、白い糸はありません。どうしてだと思いますか。