こんなことがありました!

鉛筆 全部でいくつあるのかな?

2年生の算数科の授業です。

ドットがびっしり並んでいる細長いプリントを渡し、

「それでは、全部でいくつあるか数えよう。」

と、今日のめあてを突然与えました。すると、

「いっぱいあるね。」

「でも楽しそう。」

子どもたちは、数えたくてしょうがないみたいです。すると、

「縦にちょうど10個並んでいるから、10のたばをつくって数えよう。」

「10のたばを10集めて100のたばにした方がいいんじゃない。」

そして、先生は

「何も一つ一つ数えればいいじゃない。」

すると、子どもたちからのだめ出しです。

「めんどくさいです。」「大変です。」「数え忘れがあるかもしれないです。」「いくつまで数えたか迷ってしまうかも。」と。

(省略)

子どもたちは、必死になって数えました。でも楽しそうです。

10のたばで数えた子、30のたばで数えた子もいましたが、やっている途中で100のたばの良さに気付いたようです。

  

子どもが書いた授業の感想を一つ紹介します。

「100のたばをつくって数えると、さんすうが大すきになれる。」

子どもの表現はおもしろいですよね。100のたばで考える良さが、おそらく実感できたからなんでしょうね。