こんなことがありました!

グループ PAVLICワークショップ 第3弾(その2)

 さあ、劇の発表会です。

 最初は、1・2年生グループ1班の発表です。


 劇のタイトルは、「魔法のゴミ箱」 
   
「人魚姫を飼っているわがままなお姫さま姉妹。人魚姫を助けようとする“ごえもん”と“勇者”。お姫さま姉妹は、人魚姫を逃がさないようにと、魔王と魔王が飼っている鳥に助けを求めます。そこへ、魔法のゴミ箱を持った“ごえもん”たちが現れ、戦いに。“ごえもん”たちは、魔王と鳥を魔法のゴミ箱に閉じ込めます。しかし、魔法のゴミ箱から抜け出した鳥は、魔神に変身し、“ごえもん”たちに襲いかかります。でも“ごえもん”たちは、何とか魔王と鳥をやっつけ、人魚姫を救い出す。」というお話でした。
 2枚目の写真の女の子が魔法のゴミ箱役です。PAVLICの「ばらさん」のご協力もあり、1・2年生らしい楽しい劇になりました。

 1・2年生グループ2班の発表の様子です。


 タイトルは、「家族と泥棒」
   
「お母さんと赤ちゃん姉妹が寝ていると、泥棒が現れました。それに気付いた飼い猫と野良猫が、泥棒をやっつけようとがんばります。でも、勝てません。泥棒は、まんまと赤ちゃんを盗んでしまいます。赤ちゃんを盗んだ泥棒は、おなかがへったので、ラーメンを注文します。ラーメンが届いたところへ、赤ちゃんのお母さんが登場。“母は強し”母親が泥棒をやっつけ、赤ちゃん姉妹を救い出して一件落着。」というお話でした。
 戦いの場面を、スローモーションで演じる工夫がとてもよかったです。でも、一番うけたのは、最後に放たれたラーメン(4枚目の写真の男の子)の一言…
 「ラーメン冷めちゃうよ。」
でした。

 3~6年生グループ3班の発表の様子です。


 タイトルは、「たっちゃんストーリー」
   
「たっちゃんとおじいちゃんに突然襲いかかるゾンビ。たっちゃんはなんとかゾンビをやっつけ、そのままゾンビを仲間にしてしまいます。そんなたっちゃんに、おじいちゃんは冒険を勧めました。ゾンビと一緒に冒険の旅に出かけたたっちゃんの前に、いきなりラスボスが現れ、戦いに。たっちゃんは、ラスボスをやっつけ、そのことをおじいちゃんに報告しました。」というお話でした。
 最初に出会ったのがすでにラスボスだったり、旅先で出会ったのかと思いきや、自分の家にラスボスがいたとなったり、奇想天外な展開に驚かされた劇でした。

 3~6年生グループ4班の発表の様子です。


 タイトルは、「深海での出会い」
   
「深海を泳ぐ2匹の魚。それぞれの魚の背中には何かがついているのですが、実はそれ、背後霊。取り憑く相手を探していた2人?の背後霊は、やっと手頃な魚を見つけて取り憑いていたらしいのです。そこへ、人魚姫が現れ、家で働かないかと魚たちを誘いました。2匹の魚は快く了承し、背後霊たちと別れて人魚姫の家で働き始ました。」というお話……かと思っていたのですが、その後にすごい展開が待っていたのです。
 2枚目と3枚目の写真の右端の子。劇の間中、最後まで、ず~っと4枚目の写真のポーズのまま。見ている方はず~っと「???」。
 そして最後の最後、その子が、「このゲーム、めっちゃおもしろい。」と一言。
 「え~っ!この劇、全てがゲームの中の出来事だったってことか!」
特に、PAVLICの方々や先生方など、大人から大きな拍手が起こった劇でした。

 3~6年生グループ5班の発表です。


 タイトルは、「人類、草計画」
   
「『ぼくは、草です!』で始まったこの劇、草の間からヘビが現れ、そして、周りからも動物たちが集まってきます。そこへ、魔王がライオンを連れて登場。魔王は、魔法の杖を使って、動物たちを草に変えてしまいました。」というお話です。
 いかにも悪役といった表情の魔王、かわいらしく草を演じる子どもたちなど、とっても見応えのある演出でした。

 3~6年グループ6班の発表の様子です。


 タイトルは、「呪われたワッキー」
   
「『玉子』になりたい王子、『王子』になりたい玉子。そして、召使いワッキー。そこに現れた2人の魔女は、ワッキーが気にくわない様子です。魔女は、木に魔法をかけて動かし、ワッキーを倒してしまいます。ワッキーを倒した魔女は、そのお礼?に王子と玉子の願いを叶えてあげました。」というお話でした。
 黒板の前にいる男の子2人。2枚目の写真と4枚目の写真では位置が替わっていますよね。これが、『王子』→『玉子』、『玉子』→『王子』ということを表しています。木の役の2人(1枚目の写真)の立ち方もかわいいですよね。

 そして、最後は、3~6年生グループ7班の発表の様子です。


 タイトルは、「悪い女王様と勇敢な兵士」
   
「わがままで、甘えん坊の女王様のところに、悪い魔法使いがやってきました。2人は手を組み、世界征服を企てます。そこへ、馬に乗り、盾を持った兵士が現れます。しかし、兵士は女王様に追い返されてしまいました。次の日、また兵士がやってきました。そして、女王様の前に立った兵士は、………女王様に求婚しました。」というお話でした。
 兵士は、女王様に一目惚れしてしまったらしいのですが、この展開に、「そうきたか~!」と見ている方はずっこけてしまいました。子どもらしいと言えば子どもらしいですね。

 発表会の後、PAVLICの方々から、子どもたちの発想力、表現力にお褒めの言葉をいただきました。でも、そこまで子どもたちを高め、やる気にさせてくれたのはPAVLICの方々です。
 本当にありがとうございました。